アオリイカのヤエン釣り方とコツ
まず、エサについてです。
エサは生きた小魚、主に小アジが使われることが多いです。
アジのゼイゴに針を掛けるとよいです。
アジはポイントに投入する前に、海水温に慣れさせなければなりません。
そのため、目の前でアジを3分ほど泳がせます。
用意したアジをバッカンに入れて、空気を送り込んで生かしておくのが普通です。
こうすると、外の冷たい空気が送られるので、バッカンの中の水温が下がってしまいます。
すると、海水温とバッカンの中の水温に差が出てしまうのです。
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海水温に慣れさせれば、仕掛けをすばやくキャストします。
モタモタしていると、アジが弱ってしまってアオリイカが付いてくれません。
だからと言って、雑に扱ってはいけません。
アジが弱らないように優しくキャストしましょう。
アオリイカが泳いでいそうなポイントを広範囲に探ります。
ラインが張ってくれば、少しずつ送り出してやります。
魚は引っ張られた方と反対の方向へ泳ぐ習性があります。
例えば、上に引っ張るとアジは下へ行き、左に引っ張ると右へ行きます。
この習性をうまく利用すると、竿の角度を微妙に変えることで、アジをポイントに誘導できます。
アオリイカがアジを抱くと、違和感を与えないようにゆっくりと引き寄せます。
針に掛かっているわけではありませんので、無理をするとアジを離して逃げてしまいます。
慎重にやり取りします。
ある程度引き寄せれば、いよいよヤエンの投入です。
基本的には、アオリイカにアジをしっかりと食べさせてから行います。
ヤエンを早く投入し過ぎても、遅すぎてもダメです。
竿を立ててラインを手に取ります。
手に取ったラインにヤエンをセットします。
そして、ヤエンをリリースしてアオリイカがいるところまで送り込みます。
手に取ったラインは離します。
ここからは、いかにアオリイカにバレないようにヤエンを送り込めるかが勝負です。
竿をゆっくりと立てたり、寝かせたりして送り込みます。
アオリイカがいるところまで行ったら、ラインを少し緩めます。
そうすることで、ヤエンが跳ね上がりアオリイカに掛かりやすくなります。
タイミングをみて、竿を素早く横にスライドさせて引っ掛けます。
ズッシリとした重みがあれば成功です。
後は、ゆっくりと巻き上げるだけです。
どのタイミングで合わせを入れるのかが難しいです。
タイミングには、正解がないためです。
合わせを入れる際は、思い切って合わせることが重要です。
中途半端な合わせでは失敗してしまいます。
アオリイカを目の前まで引き寄せることができても、最後にうまく掛けられなければ、すべてが無駄に終わってしまいます。
ヤエンは、このスリルが堪らないのです。
他の釣りでも味わえない感じです。
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